こんにちは。YDCのナベです。


薬事の現場で生じるお悩みを
取り上げています。


今回は、育毛剤で人気NO1はNG?です。


Q.育毛剤のLPで「人気NO1」というキャッチを
  使っていたら医薬品等適正広告基準に違反する
  のではないかと言われましたが、

  どうなのですか?



A.1.たしかに、医薬品等適正広告基準ではいろんな
    パターンのティーアップ表現が禁止されています。
    
    そもそも医薬品等適正広告基準は尖った広告を
    させないための規制という色彩が強いので当然と
    言えば当然の話です。


  2.ただ、ルールを正しく分析するには原則・例外を
    もう少し細かく見る必要があります。

    関係するのは、基準3(4)と3(7)です。


  3.まず、3(4)は
    
    「医薬品等の成分及びその分量又は本質並びに
     医療用具の原材料、形状、構造及び寸法について
     虚偽の表現、不正確な表現等を用い効能効果等又は
     安全性について事実に反する認識を得させるおそれ
     のある広告をしないものとする。」

    と表現しています。

    これは主語が「成分」ですから「商品」について
    言うことには射程が及ばないと言えます。


  4.次に3(7)は

    「医薬品等の効能効果等又は安全性について、最大級の
     表現又はこれに類する表現はしないものとする。」

    と規定しています。
    
    これは主語が「医薬品等」ですからそこでは
    非該当とはなりません。

    しかし、医薬品等の「効能効果等又は安全性」と
    なっていますが、「人気」は「効能効果」でも
    「安全性」でもありません。

    したがってこの点で「非該当」と言えます。

    なお、「効能効果等」と言っており、「等」で
    気になるところですが、ここは効能効果に準じるもの
    と考えられ、「人気」はやはり含まれないと
    言えます。


  5.以上からすると、育毛剤で「人気NO1」とうたうのは
    医薬品等適正広告基準に違反するものではないと
    言えます。   

      
今回も「なるほど」ですね。


また、メールしますね。


ナベ