こんにちわ。

YDCのミッシーです。


今回の機能性表示最新情報でご紹介する事例は、
ビールテイスト飲料、いわゆるノンアルコールビールです。


そういえば、少し前の受理事例で
生鮮食品のカンパチがありました。


機能性表示食品のノンアルコールビール
片手にカンパチを肴にする。


もしかすると、健康志向の晩酌として
実践する人がでてくるかもしれません。


ともあれ、事例のご紹介です。

C356 キリン ホップホップ
「本品には熟成ホップ由来苦味酸が含まれるので、
  体脂肪を減らす機能があります。」

キリンビールさんによるRCTの届出です。


熟成ホップ由来苦味酸は初出の関与成分です。


そしてこれは、熟成ホップエキスに含まれる成分ということです。


そうなると、当然、エキス中の熟成ホップ由来苦味酸だけが
機能性を有するのか、確認してください、とくる事でしょう。


この件では、作用機序において、機能性を有するのは
熟成ホップ由来苦味酸のみであることを動物試験で
確認するという方法を用いて、この問題を解決しています。


具体的にはこうです。


1、熟成ホップエキスから熟成ホップ由来苦味酸画分を精製する

2、両成分(熟成ホップエキスと熟成ホップ由来苦味酸画分)
   を同量投与して、cAMP誘導活性を指標として調べたところ、
   両群ともに褐色脂肪組織中cAMP量の有意な増加が認められ、
   かつ、群間では有意差がないことを確認。

→この結果から、「褐色脂肪組織中のcAMP誘導活性が
  熟成ホップ由来苦味酸に起因することを示しており、
  熟成ホップ由来苦味酸以外の成分は活性に影響
  を与えない」と強く示唆。

3、同様のことを、抗肥満活性(体重増加、精巣周囲脂肪重量)
   でも確認し、同じ結果を得る。

4、「熟成ホップエキスの機能性メカニズムに関する結果から、
    熟成ホップエキスの機能性は熟成ホップ由来苦味酸にのみ由来し、
    その他の含有成分は本効果に寄与しないと評価」


動物実験を行っているため、簡単には真似することはできません。


しかし、エキスに関するガイドラインがはっきりとしない現状では、
これが一つの回答方法というわけですね。


なお、試験の被験者はBMI25-30、内臓脂肪は測定しておらず、
100cm2未満の層別解析もありません。


この点は問われないことに消費者庁は方針転換したのでしょうか?


また、有意差も群内のみで不思議な受理です。


では、またメールしますね。

ミッシー



PS
YDCホームページ内の機能性表示サイトをリニューアルしました。
受理事例の分析を大きく追加し、拒否事例の情報も追加しました。

是非ご覧ください。 >>> http://www.yakujihou.com/kinou-lp/